旅の〆にこんぴらさんと讃岐うどん!(春の四国一周#6)

四国一周旅行6日目(2021年3月12日)

目次

はじめに

こんばんは。
昨日は愛媛県松山市を離れて香川県の琴平町までやってまいりました。前日は道中の観音寺市などに寄って軽い観光をしましたが、まだ香川県を十分に堪能し切れていません。

本日はまず宿近くにある「こんぴらさん」を訪れてから車に乗って出発し、香川県名物であるうどんを食べてから本州に向けてドライブを進めていく行程になっています。

琴平といえばココ!こんぴらさんへ


今回の旅で唯一の個室、よく眠ることができました。
いくら親友とは言え1人になる時間がほとんど無かったので少しは気が休まりました。


宿をチェックアウトした私たちは「こんぴらさん」へ向かいます。
観光地なので沢山のお店が軒を連ねていますが、その道中も急な階段となっています。


金刀比羅宮境内に辿り着くと鳥居の前で「五人百姓」「加美代飴」を売っています。こんぴら名物の加美代飴は五軒の飴屋のみ販売が認可されていたという経緯があり、総称として五人百姓と呼ばれています。


境内に入ってもしばらく階段を上り続けなければなりません。
なんだかジブリ映画とかで出てきそうな雰囲気ですよね。


沢山階段を上って辿り着きました。こんぴらさんです。


私の厄年はまだ先(当時)です。


ここでは航海に関する安全祈願の奉納を沢山見かけました。
函館どつくの文字が下に入っています。絵はJNRロゴが入っているので青函連絡船でしょうね。。。時代を感じさせます。まさか北海道に関わるものを香川県で見ることになるとは。


こちらも航海関係。ヤンマーは農業用のトラクターなどのイメージが強い方もいらっしゃると思いますが、船のディーゼルエンジンを製造するメーカーでもあります


なんといすゞも見ることができました。バスマニア的にはいすゞは完全に大型車のディーゼルエンジンを作っている印象でしか無いですが、「いすゞマリンエンジン」なるものもあるようです。


こちらは海上自衛隊ですね。やはり奉納にお似合いなのはこちらの方々です笑


三菱重工業は立派な額縁付です。権威を感じさせる見た目です。


こちらも青函連絡船。洞爺丸の悲惨な事故を起こしていることも航海安全祈願を頻繁に行うことに影響していたのでしょうか。


ずっとここで観光客を見つめてきたであろうベンチが良い味を出していました。


こんぴらさんからの眺めはこんな感じ。琴平町を一望できます。
こうして景色を眺めると階段を沢山上って高台にやってきた実感がわきます。


高床式になっているのには何か意味があるのでしょうかね、気になります。
日本の古い建築では時々見かける構造です。


こんぴらさんではお馬さんを見ることができます。
こんなところにも北海道が。帯広生まれの月琴号というみたいです。私と同じ道産子ですね。

香川県に来てうどんを食べないわけには!


こんぴらさんの観光を終えたらちょうどお昼時。
香川県を訪れてうどんを食べずに帰る観光客もあまりいないと思います。


香川県内のうどん屋さんはどちらも評価の高いところばかりですが、その中で私たちが選んだのは「日の出製麺所」うどん屋は副業であり、製麺所が副業としてお店を開いているところが沢山あります。そういったうどん屋さんをぜひ訪れたいと思っていたのでした。


きつねうどんを頼んだのでしょうか。シンプルイズベスト。
製麺所のうどんということもあり出来たてで食感も抜群です。


オリジナルの醤油があるので薄いなと思えばこれを足せばオッケー。
このいりこだし醤油もとても美味しかった覚えがあります。


あっという間に美味しく完食してしまいました。
やっぱり本場のさぬきうどんのレベルは他所と比較できないレベルだなと思いました。これは住んでいたら毎週通いたくなるクオリティでした。


製麺所のトイレで見かけたものだと記憶しておりますが、分かっていても忘れてしまうこともある「五つの心」を心に留めて生活したいものですね。


給油も済ませて出発です。軽自動車とはいえども車のガソリン代は馬鹿になりませんね。
返却前の給油を除くとこれが最後の燃料投入になりました!

ちなみに店員さんと親友に勧められてENEOSのカードキー式決済端末EneKeyもここで手に入れました。でも、あれからタイムズカーや親友の車を運転してばかりなので使っておりません笑

道の駅でことでんに乗車!?


続いて訪れたのは道の駅「源平の里むれ」という場所。
今回立ち寄る最後の道の駅ということで四国土産をここで買い込みたいと思います。

私は何を買ったのか、あまり記憶していません。
ここで野菜などを購入していたのは親友だけだったかもしれません。


個人的なメインはこちら。
高松琴平電気鉄道(通称ことでん)の旧型車両が保存展示されているのです。


この車両、15年ほど前まで現役で活躍していました。
今でも地元を走ることでんには旧型車両が一部イベント用で動態保存されている(当時※)ほか、現役車両には京浜急行名古屋市営地下鉄で活躍していた貴重な車両達が在籍しています。

※訪問した2021年3月現在では「レトロ電車」が残っていましたが、この年のゴールデンウィークを最後に廃車となったようです(レトロ電車廃車計画について


車内に乗り込むこともできます。これはワクワクしますね。


車内はこのような雰囲気。大正製にしては新しさを感じる綺麗な車内です。
引退当時の広告ポスターなどもそのまま残されており、晩年の雰囲気が伺えます。


この時代の鉄道車両にありがちな半室タイプの運転室。
今でもローカル線のディーゼルカーなどで見ることのできる構造です。


思っていたより新しい車内と申し上げましたが、照明を見るとやはり大正製を感じさせます


一般的なマスコンは逆転ハンドルが着脱できる構造ですが、こちらはマスコン本体が取れる仕様のようです。京福電車などでも見られる構造ですね。速度計は後付けでしょうかね。


この車両が引退する頃にはICカード「IruCa」が既にあったみたい。
時空が歪んだような錯覚を覚えます。


「お客様が今ご乗車されている車両は」で分かるように恐らく現役時代から車内に貼られている車両紹介のポスターですね。ということでことでんのレトロ電車を堪能させて頂きました。今回の旅行ではことでんを利用していないので、次高松を訪問する際はぜひことでん目当てで来たいですね。

四国とのお別れ


引き続き鳴門北ICに向けて海岸線を走っていきます。
途中のマルナカ大内店で休憩とお買い物。ここで醤油や讃岐うどんなど自分向けのお土産を購入しました。最終日の午後は生憎の雨模様となってしまいました。


あとは帰るのみです。約1週間お世話になったこの車とのお別れが近づいているのも寂しいですね。MTを運転する喜びをかみしめながら安全運転で本州へ向かいます。


大鳴門橋を渡り淡路島に入った後、ヤマザキショップで軽食と飲み物を調達。淡路島らしくコンビニで玉葱も売られていて買った覚えがあります。淡路島は日が暮れると街灯の少ない道も多く、ひとけもあまりないので少々不気味な雰囲気です。


途中何回かコンビニなどでトイレ休憩をしながら進んでいきました。
返却時間まであまり余裕が無く切羽詰まる状況だったのでこのファミリーマートでの写真が到着前の最後の画像となりました。

陸海空自衛官募集と兵庫県警察官募集のポスターがかっこいいと思い撮ったはずです笑
自衛隊は全国共通ですが、警察のポスターは地域によって異なるので面白いです。


途中で高速を下りる場所を間違えるアクシデントがあり、予定より遅れて到着となりました。この場をお借りして改めてレンタカー屋の皆様にお詫び申し上げます。

基本下道縛りなので橋を渡るときだけ課金をして高速道路を走行していました。淡路島から本州に渡る際、垂水JCTで高速道路を出るつもりでしたが勘違いにより通過してしまいました。

神戸淡路鳴門自動車道をそのまま進み、次の布施畑JCTで高速道路から出ることが出来ました。たった1区間延びただけでしたが、かなり高速料金が跳ね上がりがっかりした覚えがあります。

最初は垂水JCTに侵入しようとしていたのですが、「あれ、もしかしたらココじゃないかも?」と思い途中で進路変更したのでした。自分を信じて進んでいればこんなことにはならなかったのに・・・と悔やみました。

下道におりてからも神戸市内の住宅地で迷子になったりと冷静さを失ってパニックになってしまい、ただでさえ時間に余裕がなかったのに遅延は増大してしまいました。

旅を共にしている親友は明石海峡大橋での強風により減速運転をしていて離れて走っていたため、レンタカー屋に到着するまで1人で迷っていました。普段は通話をハンズフリーで繋げて連絡を取っているのですが、高速道路では強風や電波の関係で交信が途絶えるので連絡もできていない状態でした。

結局、親友は垂水JCTで高速道路を下りて正しいルートで先に目的地に到着していたのでした(..;)


親友の荷物も含め、助手席側は満載だったので到着してから荷物を下ろすのにも苦労しました。1週間長い時間過ごしたこの車とのお別れがとても寂しかったです。


親友とはここで解散。私の車に載せていた荷物も自分のバイクに積み直してここから自宅のある京都まで走って行きました。一人でずっと全国一周とかしているバイク乗りの人たちは後ろに沢山荷物を積んでいますよね。親友曰くバイク乗っていると荷物を紐で縛るのが上手くなるらしいです笑

私はレンタカーのお店から駅まで20分ほどかけて歩き、何とか公共交通機関で帰ることができました。行きと違ってとても重いお土産の入ったエコバックを持ちながら小雨の中、傘もささずに歩いたと記憶しています。疲れ果てていて画像はありませんw

おわりに(旅の総括)


ということで小さなトラブルこそありましたが、無事事故なく約1週間のドライブ旅行を終えることができました。最終日の6日目は221kmの運転でした。スマホのGPSでの測定なので多少の誤差はあると思いますが、6日間で合計すると1,237km運転しました。

この四国一周旅行は親友との第3回目のドライブ旅行でして、前回2020年夏に行った金沢旅行(2泊3日)から大幅に日数を増やして距離も長いものでしたので冒険的な要素が多かったのですが、初体験の藍染めはじめ親切な人々との出会いや美味しい食べ物などなど楽しい経験をすることができました。結果的に大成功の旅行だったと思っています。

そしてこの四国一周旅行の経験は親友と私の間で大きな自信となり、2021年秋の信州旅行や2022年秋の中国地方巡りに繋がっています。これらの模様も記事にしていきたいと思っておりますので引き続き読んで頂けると幸いです。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。
次回は阪急ダイヤ改正関連のレポート記事を投稿予定です。

今回お伝えした2021年春四国一周旅行を見逃している方は是非下のリンクから↓

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