大阪に住む人の1泊2日神戸旅行(2022年3月19-20日)

大阪在住者のプチ神戸旅行

目次

はじめに

こんばんは。
皆さんは神戸を訪れたことはありますか。私も用事がある度に日帰りで行ってはいるのですが、中途半端に近いということもあり、しっかり泊まりで観光したことはありませんでした。札幌出身なので小樽を例に挙げれば良いでしょうか。以外とお隣の街って遊びに行かないんですよね。

今回はたまたま親族で集まることになったので、神戸で初めて宿泊することになりました。兵庫県という括りでいけば淡路島に何泊かしたことはあるのですが、神戸市内では初めてです。

ホテルのお話は後でするとして…

1日目

まずは阪急で神戸へ向かいます!

みんなバラバラの方面からやってくるので夕方にホテルで現地集合ということになっていました。私ももう少し早く出たかったのですが、結局出発したのは15時半頃。雨ということもあり、出るのが億劫でギリギリになってしまいました。

阪急京都線沿線民の私は十三駅で神戸線に乗り換えて神戸を目指します。


車両がとてもアタリでした。
神戸線は京都線よりも新しい車両が多いのですが、7000系の未リニューアル車に当たり、特急の爆走を楽しむことができました。

花隈駅で下車。
地下鉄駅の方がホテルに近いのですが、運賃を安く済ませるためにここから歩きます。


花隈駅は阪急電鉄が管理している駅ですが、所有は神戸高速鉄道になります。
昭和の雰囲気が残る地下駅は素晴らしいです。


駅を出てからひたすら海に向かってまっすぐ進んでいくとフェリーのような形のホテルが現れます。「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」になります。

ホテルに到着したのは集合時刻の17時半ピッタリ。
ここから夕食をみんなで食べるために再び中華街に向かって出発しました。

中華街で夕食会


雨だったのでタクシーで向かいましたが、歩くこともできる距離です。

中華街は食べ歩きをするのが楽しいですが、今回は予め予約しておいた中華料理店へ。


まずはビールで乾杯。回るテーブルの中華料理店で食べるのはかなり久しぶりでした。

様々な中華料理をコースで堪能させてもらいました。
中華料理と言えば辛いもののイメージが強いですが、今回は広東料理だったので中華の違った側面を見ることもできました。『世界で一番食に恵まれているのは中国人かも!?』


前菜から満足でビールが進みました笑


フカヒレスープ美味しかったですね。


牛ランプ肉のチンジャオロース(青椒肉絲)。
青椒肉絲は中華料理の中でも上位にランクインする大好物です。


海鮮のXO醤炒め(と思われます、間違ってたらごめんなさい)
これぞ、四川料理に見慣れていると中華らしく感じない中華料理。
これが広東風なのです。広東料理の方が日本人の口には合っているかもしれませんね。


フルーツマイスターの自家製エビマヨ。
フルーツのほのかな甘みとクリーミーなえびとマヨネーズが調和する一品です。



蟹の爪揚げ(食べかけ写真お見苦しくてすみません)
こちらは初めて食べる料理でした。蟹なので美味しいのは間違いなしです。
味は勿論のこと、見た目的にも映えるかわいい食べ物だと思いました笑


そして今回初めての経験をすることができました。
それは普段なかなか飲まないお酒を飲んだことです。そうです、紹興酒です。

キャラメルに近いような甘くて苦い独特なフレーバーでした。
更に砂糖を投入する人もいるようですが、私はそのままで飲みました。

ん~好きでもないし嫌いでもないかなというのが感想でした笑


何だかんだ言って一番満足だったお品はデザートの杏仁豆腐でした。
杏仁豆腐は裏切らないですね、好みが分かれるそうですが、苦手な方も是非中華料理店でプロが作っている杏仁豆腐を食べてほしいものです。

今回お世話になったのは雅苑酒家 南京町本店になります。
食べログのURL貼っておくので気になる方は是非チェックしてみて下さい!

ホテル飲み

食事を終えたら雨が強くなっていました。
せっかく自宅から傘を持ってきていたのに、ホテルに置いてきてしまったので濡れながらファミリーマートへ向かい、お酒とつまみを調達。傘を一本購入して父と相合い傘w


特別新しいわけではない神戸メリケンパークオリエンタルホテルですが、流石ファミリー層をターゲットにしているホテルだけあってYouTubeをテレビで見ることができました。

私が普段旅行でお世話になるのは大抵シングルのビジネスホテルなので、新しいホテルであってもテレビは必要最低限の機能だけで、そういった部屋の中で楽しませてくれる機能は無いことが多いです笑

サンドイッチマンのお笑いなどをYouTubeで見ながらみんなで1時間くらい飲み交わしました。私も普段、お笑いをしっかり見ることはないので時にはこういうのも良いですね。


部屋からは神戸メリケンパークの綺麗な街並みを望むことができます。
今回の部屋は裏側でしたが、反対サイドであれば神戸ポートタワーを見ることができたはずです。

※そもそも神戸ポートタワーは現在リニューアル工事のためカバーで覆われています。
2022年3月現在


この雰囲気は普段泊まっているようなビジネスホテルでは味わえません笑

2日目

お部屋で贅沢なパンの朝食

そして翌朝。


家族が朝から行列になるパン屋に行って朝食を買ってきてくれていました。
9時ぐらいまで寝てしまっていました。


種類が豊富すぎてもはや何のパンだか覚えていません。この2つを食べました。


朝食を食べていると外が賑やかです。どうやら潜水艦が出港するようです。


いきものがかりの『ありがとう』や海援隊の『贈る言葉』などしみじみとしてしまう曲が朝から港に鳴り響いていました。どうやら定期的なイベントではなく特別な日のようです。


この後乗ったタクシーのドライバーさんによれば、メーカーである川崎重工に検査のため里帰りしていた潜水艦が出発していくところを目撃できたようです。神戸では時々見られる光景のようなので、もしかしたら神戸メリケンパークオリエンタルホテルに泊まっていたらじっくり見られる機会があるかも!?


潜水艦の乗組員がズラリと並んで横断幕を掲げているのが確認できました。


旅立っていきました。
現役の潜水艦をじっくり拝める機会もあまりないので良い経験になりました。


その後、シャワーを浴びて支度をしたらチェックアウトです。
一晩お世話になりました。

六甲ケーブルに乗って六甲山へ


ホテルからタクシーで向かった先は六甲ケーブル乗り場。
初乗車なので鉄道ファンとしても興奮しますね。


ケーブルカー自体なかなか乗る機会が無いので新鮮味がありますね。
山登りはロープウェイに馴染みがあります。急な角度の坂を”地を這いながら”登っていく様は乗りごたえがあります。


こちらのケーブルカー、現役の車両こそ国産製ですが…。
何と!このシステムそのものは戦前にイタリアから輸入されたもののようです。


ホテルからケーブルカー乗り場までタクシーで揺られて久しぶりに酔っていた私は半分死んだ魚の目をしながら山頂へ到着。

六甲山頂で観光


山の上でも路線バスが走っており、バスに乗って移動します。


最初に訪れたのはROKKO森の音ミュージアム


ここの展示物が想像以上に興味深かったです。
ヨーロッパやアメリカで19世紀から20世紀にかけて親しまれた自動演奏楽器を数多く収容しています。


写真のような現在ではお見かけしないものも見られて満足です。
ピアノの自動演奏も見学することができました。ピアノの自動演奏はもっと後年になってからの技術だと思い込んでいたので、20世紀初めの時代に既に存在していたことに驚きです。

オルゴールと言うと現在では手のひらサイズの小さなものが主流ですが、当時は蓄音機よりも大きいサイズのものが音楽プレーヤーとして存在していたことを知り勉強になりました。もっとも、オルゴールと蓄音機は密接な関係性にあり、レコードが蓄音機で再生できるようになると次第にオルゴール文化は廃れていったようです。

森の音ミュージアムを楽しんだ後は徒歩で六甲高山植物園へ向かいました。
路線バスも高頻度運行というわけではないので都合良くすぐ来るとは限りません。


植物園のなかはこのような雰囲気です。
コースにも適度な高低差があってお散歩にはうってつけの場所でした。


まだ少し寒いこの季節、少しずつ花開く植物たちを眺めながら穏やかな気分になりました。


ただ、3月下旬はお花を高山植物を楽しむには早すぎたみたいで、一番見頃の時期は1ヶ月半後ぐらいでした。少し勿体なかったですね、残念です。

植物園を楽しんだ後は再び歩いて運動しながら六甲ガーデンテラスへ向かいました。



眼下には神戸の街並みが。そして奥には大阪平野と紀伊半島も望むことができます。
知り合いに写真を送ったところ『万里の長城みたい』と返ってきて思わず笑いました。

きっと夜だと夜景が見られてもっと綺麗なのでしょうね。

昼食

グラニットカフェというレストランで昼食をとることにしました。


ランチは4種類のメニューから選ぶ形式でしたが、私は神戸牛ビーフカレーにしました。
朝に車酔いをしていてあまり食欲がなかったので一番食欲がわくものをチョイスしました。

カレーは頻繁に食べている気がしますが、久しぶりに高級なカレーを食べた気がします。
観光地価格でしたが、満足度はとても高かったです。


デザートのプリンとホットレモンティーでとても優雅な気分になることができました。
山の上は下界よりも寒くて、温かい飲み物が飲みたくなる気温でした笑


レストランを出たら日が差していました。お天気がコロコロ変わるのも山の上らしい。

あとはバスとケーブルカーに揺られて山を下るのみです。

ここで今回利用したお得なチケットの紹介です。
今回の六甲観光では六甲ケーブルの往復乗車権と六甲山上バスのフリー乗車券、そして最初に訪れたROKKO森の音ミュージアムの入場料がセットになった「六甲ケーブル&ROKKO森の音ミュージアム お得チケット(大人2,270円)」を使いました!

しかし残念なことにこのチケットは冬季限定で夏期は販売されておりません!
今回私がご紹介したコースで巡りたい方は「表六甲周遊乗車券(1,370円)」を購入して各施設で入場料のみ払うのがオススメです。

ほかにも六甲山と合わせて有馬や摩耶山も一緒に周遊したい方向けに他のチケットも発売されていますので、詳しくは下のリンクをクリックして最新の情報をチェックしてみて下さい!

帰り道


帰りは六甲ケーブル乗り場から神戸市バスに揺られて阪急六甲駅まで出てきました。
車種はRAやAAなどを期待しましたが残念ながらLV290でした。


阪急六甲駅を利用すること自体が久々ですね。
引っ越して間もない頃に阪急神戸線を撮影していて下車したことがありました。
新幹線によくある中央に通過線を設けているタイプの駅です。


親族を新大阪駅の新幹線改札口まで見届けて私は梅田に寄って帰ることにしました。
新大阪駅の在来線ラッチ内にて話題になっていたポスターを見ることができました。

2022年3月のダイヤ改正でおおさか東線から201系が撤退し、221系に統一されました。まるで新車デビューのような雰囲気を漂わせていますが、221系も今や30年ものの古参の部類であることをお忘れ無く笑


最近よく新大阪駅で明智光秀ラッピング(289系FG401編成)のこうのとりを見かけます。
この編成しかこうのとり充当していないのか!?というレベルで目撃率が高いですw

おわりに

そんな感じで久しぶりのプチ家族旅行(?)の模様をお伝えしました。
普段なかなか神戸など京阪神の近場で観光することが少ないので良い機会になりました。

そして、神戸も中華街とメリケンパーク、神戸居留地だけではないんですよ!ということがお伝えできたかなと思います。2019年に親友たちと、2020年に趣味仲間と神戸で観光した際の模様は記事にしていませんが、気が向いたら記事化しても良いかもしれません笑

関西に住んでいるからにはもうちょっと魅力伝えないと←

ということで今回はここまで。
最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。