【東海道本線】東京から大阪へ”在来線だけ”で帰るとどうなるの?

鉄道ファンなら一度はやっておきたい!
【東京~大阪、在来線乗り通しの旅】

目次

皆様は東海道本線を乗り通したことはありますでしょうか?

東海道本線は日本初の鉄道路線として新橋~横浜間が開通し、日本の主要幹線の一つとなっています。江戸時代から東海道は旅人の経路として親しまれております。

先日東京から大阪へ戻る際に普通に新幹線や高速バス、飛行機で帰るのは面白くないということで在来線を通して帰ることにしました。

本当は残数1回の青春18きっぷを金券ショップにて購入したかったのですが、宿泊地の錦糸町駅周辺では入手することができませんでした。JRにて新品の18きっぷを購入し、あとは売るということも考えましたが、この日は9月3日。既に夏季の販売期間は終了していたため泣く泣く…

そうなんです、正規運賃の切符を購入しました。

しかも珍しいことに学割を適用させていない完全なる正規運賃きっぷです。

八千円も出して自ら苦労を買いに行くとは我ながら相当な変態だなぁと呆れました。

大阪へ抜けるには中央本線や関西本線経由という手段もありますが、今回は東海道本線に乗りたいので東海道本線オンリーで下ることに。

やるからには東京駅からスタートしたいので総武快速線で錦糸町駅から東京駅へ移動。

1.東京→小田原(1時間22分)


いよいよスタートです。自分で苦労を買っておきながらも、気が遠くなります。

今回乗るついでにE231系1000番台の走行音を録音しておきたかったので、モハ車であろう2号車付近で待ってみます。墜落インバーターの収録は以前から案件に指定していましたが、路線の長さから放置状態となっていました。


無事一発で狙いの231-1000がやってきてくれました。
しっかりとVVVF未更新車です。これはラッキーですね。


まずはこの列車の終点小田原駅で下車。
乗り継ぐ快速アクティーまで20分ほど時間がありますので駅前に出てみることに。

列車情報

列車種別:各駅停車(小田原行)
車両番号:モハE230-3549

東京駅(12:07)

小田原駅(13:29)

小田原駅でひと休み


伊豆箱根鉄道大雄山線です。図鑑でしか見たことがなかっただけに新鮮でした。
東海道線沿線には結構知らない鉄道が接続しているものです。


小田原駅舎を出ると伊豆箱根バスのKC-LVがお出迎え。


チャボ。UDマニアとしてはバス目的でここは来なきゃダメそうですねー。


本当は本物を見に行きたかったけど…模型で勘弁、小田原城!!


小田原名物のかまぼことか食べたいなと思いましたが、そこはグッと堪えました。
NewDaysで食料を調達。予定では小田原から先、改札を出ることが出来なさそうだからです。

2.小田原→熱海(23分)


快速アクティーで熱海まで向かいます。
先ほどの編成より古いE231系ですが、こちらは機器更新車。

学生や老人集団など様々な層が乗車していました。
最初に乗った普通列車よりも混んでいましたね。

沢山綺麗な景色を見たのですが、残念ながら写真には収めていません。


熱海駅に到着。JR東日本とJR東海との境界駅になります。
小さい頃に「ねっかいえき!」と読んで親に訂正されて恥ずかしかった思い出があります。

列車情報

列車種別:快速アクティー(熱海行)
車両番号:モハE230-3529

小田原駅(13:48)

熱海駅(14:11)

3.熱海→浜松(2時間41分)


かつてはJR東日本管内でも15両を連ねて走っていた211系に乗り換えです。
15両から6両へ乗り換えなので、皆さん急いでホームを移動されています。


地獄の静岡越えの始まりでした。この列車に3時間弱、監禁です。
界磁添加励磁制御の走行音が心地良いとはいえロングシート3時間は拷問です。

特になにをすることもなくひたすらボーッと過ごしました。
18きっぷユーザーと思われる乗り通し客が私の他にも複数乗車していたのが印象的でした。


何とか浜松駅に到着です。疲れたのと乗り換え列車がクロスシートで座席争奪戦のため駅名標を撮影する暇は無く、このようなお見苦しい画像となっています。浜松の時点で既に夕方。

列車情報

列車種別:普通(浜松行)
車両番号:モハ210-5063

熱海駅(14:13)

浜松駅(16:54)

4.浜松→蒲郡(51分)


ここからはJR東海が誇る超万能電車313系に乗り換えです。


岐阜という表示を見るとだいぶ関西に近づいてきたな~という安心感が沸きます。


のどかな風景が続きます。この尖った山は何なのでしょうか。気になります。
最初こそ着席できませんでしたが、座れた途端とても快適になりました。

普段はロングシート派の私ですが今回ばかりは流石に完敗です。
クロスシート快適です…。


311系は初見です。311系はレアなイメージがあったのですが意外と見かけました。
どうやら15編成60両も在籍しているんですな。


しばらく封印していた食べ物。2個目のおにぎりを食べました。


予定ではこの先の岡崎駅で特別快速に乗り換える予定でしたが、蒲郡駅で乗り換えると1本早い特別快速に乗ることが出来ると知って予定変更。

列車情報

列車種別:普通(岐阜行)
車両番号:モハ313-5010

浜松駅(17:01)

蒲郡駅(17:52)

5.蒲郡→名古屋(43分)


蒲郡駅からは特別快速大垣行きに乗り換えます。
夕方帰宅時間帯の優等種別とあって車内は若干混雑気味でした。


当初乗り換える予定だった岡崎駅にはこの後乗る予定の後発特別快速が既に待機。
ここで先行することによって名古屋駅に12分間滞在することが出来るのです。


名古屋が近づくにつれて車内が混んできました。日も暮れてきました。

列車情報

列車種別:特別快速(大垣行)
車両番号:モハ313-5003

蒲郡駅(17:55)

名古屋駅(18:38)

名古屋駅で大急ぎの夕食

名古屋駅に着いたら駅名標には目もくれず急いで駅そばへ!


まともな食事をしてこなかったのでおにぎりを食べたとは言え腹が減っていました。
名古屋駅の駅そばは「きしめん」であることが有名で多くのホームで食べることが出来ます。

名古屋で飯が食いたいと考えていた私は移動中の暇な時間を生かして、10分の間にホームできしめんを食べるという案に行き着いたのでした。我ながらこれはナイスアイデアでした。

しかしラッシュアワーということもあって店内もラッシュタイム。
混雑することは繁盛していてとても良いことなのですが、乗り継ぎ時間が懸かっている私はハラハラ。


4分くらい出てくるまでに時間がかかって3分で流し込んだ感じですかね。
ホームの様子を伺いながら必死で食べました。もう少しゆっくり食べたかったのですが、それでもきしめんを食べられたので満足でした。

6.名古屋→米原(1時間15分)


入線したときに丁度食べ終わりました。何とか間に合った!!
先ほど岡崎駅で見た311系が予定通りやってきました。これで米原駅へ。


多くの人が帰宅する時間帯、岐阜を過ぎるまで座ることは出来ませんでした。


優等列車の311系に乗ることが出来たのは幸運だったかもしれない。
JR東海の主力電車3形式(211系・311系・313系)をコンプリートすることができた。


制御電動車(クモハ)はJRではあまり見ない。


関ヶ原辺りは真っ暗で何も見えませんでしたが夜汽車の旅という感じで風情がありました。
名古屋から1時間30分ほどで米原駅に到着です。特別快速は偉大ですな。


米原駅を境にJR東海からJR西日本管内へと突入します。

列車情報

列車種別:特別快速(米原行)
車両番号:クモハ311-9

米原駅(18:50)

大阪駅(20:05)

7.米原→大阪(1時間24分)


あとは新快速でラストスパートとなります。223系はイケメンエース。


それにしても長距離を走りますよね。米原から網干なんて果てしない。


ここまで来たら着いたも同然、気が抜けて疲れがどっと出てきました。
このフォント遠くから見ると読みづらいので好きじゃない。


そしてようやく大阪駅に到着です。
感動的瞬間でしたが喜ぶ記録はありませんでした笑

列車情報

列車番号:3539M
列車種別:新快速(網干行)
車両番号:モハ222-2012

米原駅(20:18)

大阪駅(21:42)

今回の旅を終えて

まぁとにかく疲れます。
スーツ氏やがみ氏の動画の見過ぎか、東京~大阪の在来線通しなんて大して難しくはないと思い込んでいましたが実際にやってみると結構体に堪えます。

特に18きっぷユーザーが口を揃えて言う地獄の静岡越えはどうやら事実だったようで、移動目的だけで乗り通すにはかなり困難な区間になります。

東海道線は沿線に魅力的な場所が沢山あるので今後は下車をして巡ってみたいですね。正直移動手段で在来線を常用するのは現実的では無いなと思いました。ぷらっとこだまとかの方がよっぽど費用対効果が高そうです。

東海道本線は日本を代表する路線なので鉄道ファンで乗ったことがない方がいるのであれば、(できれば終点神戸まで)一度通してみることをオススメします。旅の自信もつくとおもいます。

P.S.


小田原駅で買った3つの食べ物のうち、最後の一つだったメロンパンは家で食べました~。
いつも移動中堪えて、結局食べずに最後の一つは持ち帰ることが多いんですよね。

コメントお待ちしております。是非ぜひ、お寄せください。

ツイッターは頻繁にチェックしておりますので最新情報はそちらから…。
のんpapa様のJHB情報・車両表トップページ
のんpapaさんによる「2019年度JHB新車情報」