【ジェイ・アール北海道バス】2016年度下半期動向まとめ(2016年9月23日~2017年3月31日)

こんばんは。
今年も忙しく1年が過ぎていきそうで怖い管理人です(笑)
最近はサイトそのものの更新減少はさることながら、ジェイ・アール北海道バス(以下、JHB)情報に至っては秋から書けていない状況でした。早くも2016年度が終わるということで下半期の動きをまとめて今回お伝えします。期間が長いのでかなり長い記事になっております。ご了承ください。

<お知らせ>
今回の記事より廃車車両の除籍後の写真を当サイト及び管理人の公開垢に掲載することをやめます。今後は管理人の鍵垢だけで掲載しますので、ご理解の程宜しくお願いいたします。

前回のJHB記事(【ジェイ・アール北海道バス】ガーラ2台納車、そしてエルガ第2弾も!(8月11日~9月25日車両動向))以降に起きた事から書いてまいります。

<9月23日 札幌200か24除籍・廃車処理施工>
・札幌200か24(641-8911)
いすゞガーラ(KC-LV781R1)1998年式
1998年にデビュー、新製配置は小樽自動車営業所。
ジェイ・アール北海道バスに分社化後も小樽営業所に所属して廃車を迎えた生え抜き車。主に札幌と小樽とを結ぶ「高速おたる号」に充当された。

2016年9月21日にナンバー切られる直前の雄姿を撮影しました。

<9月28日 札幌22か2814除籍>
・札幌22か2814(527-6914)旧:琴ひ96-33
日野ブルーリボン(KC-HU2MPCA)1996年式
1996年デビュー、新製配置は札幌市交通局琴似自動車営業所。
2003年、琴似自動車営業所のジェイ・アール北海道バス委譲に伴い2814も共に移籍。
その後も転属することなく琴似営業所に所属した。一度も広告ラッピング車になることは無かった。9月23日にラストランを迎え離脱、9月28日に除籍となった。

大倉山競技場のシャトル運用に充当中の2814(2016年1月10日撮影)

<9月29日 札幌22か3075除籍>
除籍後しばらく留置。3075については廃車処理が行われた10月21日の項でお伝えする。

<9月30日 新型ブルーリボン第1弾、納車>
このとき既に路線車に関しては三菱ふそうといすゞが出揃っていましたが、日野はまだ1台も導入されていませんでした。今年はKVが入らないのではないかという噂もありましたが、結果的には例年通り日野も投入となりました。

仕様はいすゞと特に違いは無くLVと同様にKVも新型の290系に移行となりました。
WBはQ尺で座席仕様は53型の都市型配列となっております。
【形式:QPG-KV290Q1】
(同型の仕様はこちらの記事を…参照

・札幌200か4471(537-6928)無線:153
手稲営業所所属

・札幌200か4472(537-6929)無線:154
手稲営業所所属

・札幌200か4473(537-6930)無線:158
手稲営業所所属

・札幌200か4474(537-6931)無線:160
手稲営業所所属

これらの4台は全て手稲営業所に配属され、10月6日頃から運用に入っております。

<10月5日 札幌22か2874除籍>
2874は10月17日に廃車処理が行われましたので後でお伝えします。

<10月6日 札幌22か3077/札幌200か2297除籍・廃車処理施工>
・札幌22か3077(641-7917)
いすゞガーラ(KC-LV781R1)1997年式
1997年にデビュー、新製配置は小樽自動車営業所。
ジェイ・アール北海道バスに分社化後も小樽営業所に所属して廃車を迎えた生え抜き車。主に札幌と小樽とを結ぶ「高速おたる号」に充当された。


2015年11月に撮影した現役時代の3077。

・札幌200か2297(424-5341)
三菱ふそうエアロミディ(U-MK218J改)1995年式
1995年デビュー、神奈川中央交通で10年弱活躍。
2008年冬にジェイ・アール北海道バスに移籍、以来手稲営業所に所属し活躍してきた。晩年は限定路線での運用だったため札幌駅に顔を出すことは無かったが、20年を超えても奇跡的に生き残り21年目の秋まで活躍した。新車導入によって置き換えられ廃車。

2016年10月1日 除籍直前の姿

<10月8日 札幌200か2291除籍・廃車処理施工>
・札幌200か2291(424-5340)
三菱ふそうエアロミディ(U-MK218J改)1995年式
経緯は上記の2297と同様。神奈川中央交通から移籍したエアロミディは一時各営業所に展開していたが、2291と2297は移籍から廃車まで手稲営業所の同僚だった。

2016年10月1日 除籍直前の姿。これをもって札幌圏のJHB営業所からミディが消滅。

<10月11日 札幌22か2944除籍・新型ブルーリボン第2弾、納車>
~廃車~

・札幌22か2944(524-7903)
三菱ふそうエアロスター(KC-MP717M)1997年式
1997年デビュー、新製配置は厚別自動車営業所(現:厚別営業所)。
その後すぐに札幌自動車営業所(現:手稲営業所)に転属し、ジェイ・アール北海道バスへの分社を経て廃車に至る。デビューは厚別営業所であったが、圧倒的に手稲営業所での活躍期間の方が長かった。

2016年7月18日、最晩期の姿。

~納車~
9月30日に納車されたブルーリボンと同仕様で4台のブルーリボンが納車されました。
今回は2台が手稲、2台が厚別と別々に配属されました。
【形式:QPG-KV290Q1】

・札幌200か4476(537-6932)無線:214
手稲営業所所属

・札幌200か4477(537-6933)無線:225
手稲営業所所属

・札幌200か4478(537-6934)無線:227
厚別営業所所属

・札幌200か4479(537-6935)無線:500
厚別営業所所属

<10月13日 札幌22か2945除籍>
2945は10月18日に廃車処理が行われましたので後でお伝えします。

<10月17日 札幌22か2874廃車処理施工・セレガSHD2台納車>
~廃車~
・札幌22か2874(524-6903)

三菱ふそうエアロスターM(KC-MP617M)1996年式
1996年デビュー、新製配置は厚別自動車営業所でした。
後に札幌自動車営業所(現:手稲営業所)に転属しジェイ・アール北海道バスへの分社を経て最期まで手稲営業所管内で活躍した。2874の除籍によって当社から「エアロスターM」は全滅することとなった。

2016年10月1日、廃車の為に整備センター入場をした直後の最晩期の姿。

~納車~
セレガーラとしては初のSHD車を導入、数年振りに日野製の貸切車が導入された。
今回は「4代目ファイターズ号」として登場、先代に引き続き「日ハム」を意味する「2186」と栗山監督の背番号の「80」が希望ナンバーとして交付された。
【形式:QKG-RU1ESBA】

・札幌230う2186(744-6905)無線:416

・札幌230う80(744-6906)無線:429
残念ながら未撮影です…。

<10月18日 札幌22か2945廃車処理施工>
・札幌22か2945(524-7904)
三菱ふそうエアロスター(KC-MP717M)1997年式
経歴は上記の2944と同様。
残念なことに自身が撮影した中には2945の現役時代の写真はありませんでした…。

<10月21日 札幌22か3077廃車処理施工>
・札幌22か3077(641-7917)
いすゞガーラ(KC-LV781R1)1997年式
経歴は上記の3075と同様。


2015年9月17日、琴似営業所前にて。

<11月17日~20日 ファイターズ優勝パレード関係>
2016年はパリーグ優勝を果たし、セリーグ優勝の広島カープとの戦いにも打ち勝ち4年ぶりに10年ぶりに日本一となりました。優勝に伴い2012年のパリーグ優勝以来となる「優勝パレード」が行われ、ジェイ・アール北海道バスが日の丸自動車工業から2階建てのネオプランベースのオープンカーを2台リースしパレードにて走行しました。

11月17日に練馬ナンバーで北海道に上陸、18日にナンバー交付・試運転、19日にラッピング作業が行われ20日のパレードに使用されました。
・札幌200か4555(OP-16)

・札幌200か4556(OP-17)


パレード中の札幌200か4555の姿。(大通西4丁目にて)

<12月7日 札幌200か2235除籍・廃車処理施工/札幌22か2878除籍>
・札幌200か2235(538-6806)
日産ディーゼル+富士重工R17型E車体(KC-UA460LAN)1996年式
1996年3月にジェイアール東海バスに導入されたUA。2008年6月にJHBに移籍し琴似営業所に配属され以後除籍まで当営業所に所属していた。2009年春頃よりリボンシトロンの広告車となっていた。諸事情により突然除籍・廃車となった。

管理人が最後に撮影した現役時の姿(2016年9月21日)

・札幌22か2878(521-6907)
2878は12月20日に廃車処理が行われましたので後でお伝えします。

<12月11日頃? 札幌200か204琴似営業所に転属>
厚別営業所から急遽204が琴似営業所に貸し出し。その後、正式に転属となりました。先述の2235の廃車による車両不足を補うためだと思われます。

厚別時代には充当することのなかった51系統時の姿(2016年12月20日)

<12月20日 札幌22か2878廃車処理施工>
・札幌22か2878(521-6907)
いすゞ+富士重工R17型E車体(KC-LV280N)1996年式
1996年10月にデビュー、新製配置は厚別自動車営業所で分社化後も厚別営業所に所属していた生え抜き車であった。2009年に日本ハムの広告となった後、一時的に一般塗装に戻っていたが2013年から”新さっぽろサンピアザ×Duo”のキッズアートプロジェクト号として広告ラッピングを纏っていた。

残念ながら撮影記録が非常に少ない車でした…。(2015年3月16日撮影)

<1月10日 札幌200か26除籍・廃車処理施工>
・札幌200か26(647-8908)
日野セレガFD(KC-RU3FSCB)1998年式
1998年10月にデビュー、新製配置は札幌営業所。都市間高速車として導入された為、後部にトイレを装備していた。2010年にトイレを撤去し貸切用途に格下げ、手稲営業所に転属した。晩期は長沼営業所に所属していたが年明け早々1月10日に除籍。
※現役時代の26の写真は持っておりません。ご了承くださいm(__)m

<2月25日 バスチケットセンター手稲店オープン>
こちらに関しましては後日別途記事でお伝え予定です。

<3月1日 札幌22か2873除籍・廃車処理施工>
・札幌22か2873(527-6901)
日野ブルーリボン(KC-HU2MMCA)1996年式
1996年10月にデビュー、新製配置は札幌自動車営業所(現:手稲営業所)で分社化後も廃車まで手稲営業所に所属した。96年度自社発注車の中で唯一のブルーリボンであり、田の字テールランプを有するブルリとしても最後に導入された車両であった。晩期はスクール運用が多く一般運用が少なかったように思える。

写真が無かった2873であったが奇跡的に引退直前の2017年2月4日に撮影できた。

<3月3日 札幌22か2545除籍・廃車処理施工>
・札幌22か2545(527-5954)
日野ブルーリボン(U-HU2MMAA)1995年式
1995年4月にデビュー、新製配置は厚別自動車営業所で分社化後も廃車まで厚別営業所に所属していた。2015年4月からは貸切登録へと変更となりワンマン機器も撤去されスクール専属となっていた。2016年度末現在で2545は厚別営業所において最古参車だったが、引退により当営業所の最古参車は2877となる。またJHBの路線車としては札幌営業所の2543が最後のU-規制車となっている。

夕方のスクール運用に向けて厚別営業所を出庫する2545。(2015年11月6日)

<3月14日 札幌200か250除籍・廃車処理施工>
・札幌200か250(524-9921)
三菱ふそうエアロスター(KC-MP717M)2000年式
2000年1月にデビュー、新製配置は厚別自動車営業所で分社化後も廃車まで厚別営業所に所属していた。”ワンステ自社発注KC-MP717M”からは初の脱落車となった。17年での廃車となった為、今後は大量に在籍するKC-末期のワンステ車両を更新していくのに際して状態で判断をして廃車を行うことが予測されます。

2016年5月1日、新札幌駅前にて。

<3月17日 札幌200か14琴似貸出確認/札幌200か204除籍・廃車処理施工>
~琴似に札幌200か14(644-8901)転入?~

詳細は不明ですが、14が琴似営業所の貸切運用に就いていることを3月17日に確認致しました。今のところ転属か貸出にとどまっているのかは分かりませんが、それと引き換えに札幌200か2764が離脱している模様です。2764は市内某工場に姿を現しており、現在ナンバープレートが外された状態で留置されているため動向に注目です。

~札幌200か204(524-9906)除籍・廃車処理施工~
・札幌200か204(524-9906)
三菱ふそうエアロスター(KC-MP717M)1999年式
1999年9月にデビュー、新製配置は厚別自動車営業所で分社化後も2016年12月まで厚別営業所に所属していた。しかし、最晩期に当記事でも先述しているように琴似営業所に転属、琴似の地で最期を迎えた。すぐに廃車することを考えて転属させていたようにも思える。琴似営業所のみ運賃箱が新しい青のタイプなのであるが、通常他の営業所から転入してくる場合、白運賃箱から載せ替えられるのである(逆のパターンは載せ替えが行われず、そのままのケースが多い)。ただ、204は珍しく白運賃箱のままで転属。短期間しか使わないことをはなから考えていたのでしょう。


2017年1月10日、琴似営業所にて。メーカーこそ同じですが、金庫が異なるので「取扱注意」のシールが貼ってありました。

~液晶運賃表本格導入となるか?~

写真(上):今回新たに設置された537-5964の運賃表
3月26日に札幌営業所所属の537-5965(札幌200か4111)にLCD運賃表が搭載されていることが管理人のフォロワーさんによって確認され、私自身も537-5964(札幌200か4110)・537-5965(札幌200か4111)・531-6924(札幌200か4438)に搭載されていることを確認しております。こちらの運賃表、2015年度の手稲向けの新車の一部に搭載されていたものと同型で表示内容もあまり更新されていないようです。手稲の車に搭載されていた運賃表は数ヵ月で撤去されました。同じ固体なのか一旦メーカーに返却されて今回新たに取り寄せたのかまでは不明です。今のところ札幌営業所の車両のみで確認されており他の営業所に拡大していく可能性もあります。
写真(下):参考に2015年に試験搭載された同型の運賃表

出発前

運賃表画面

停留所名拡大表示

現在地表示

停留所出発時表示

「回送」表示

LCD運賃表設定ボタン
(強引に加工したので一部画像が荒いのはご了承下さい。この他にも表示バリエーションは様々です。見やすいのは確かですがとてもダサいので個人的には札幌営業所の一部車両やじょうてつバスで採用されているLECIP製小型2画面LCD運賃表推しですw)

~側面行先表示機表示に変化~
動画
3月25日に管理人が1系統にて確認し、その後続々と55・57・61系統でも確認できるようになりました。上の動画のように行先を英語表記でスクロール表示します。経由地も一部表示されています。なお、スクロール表示になるのは中扉が開いている時のみで中扉が閉まると従来通りの「系統番号+日本語行先」表示に戻ります。今のところ一気にROMデータ更新は出来ていないようで従来通りの車も存在します。

<2017年度新ダイヤの情報>
↓別記事に改正内容をまとめさせていただきました↓
【ジェイ・アール北海道バス】2017年度ダイヤ改正

というわけで今年度後半のJHBの動きでした。
今年度はLV/KV290系の初導入、エアロスターMの全滅、エアロミディの全滅、セレガーラSHDの初導入、MP717系の廃車発生などが印象的でした。2015年度に比べると当サイトでの情報発信の速報性が無くなってしまったのは申し訳ございません。2017年度ではJHB情報を含む新着情報を溜め込まずにちょくちょく発信できたらなと思っております。

1年間御覧下さいましてありがとうございました。
新年度も引き続き当サイトを宜しくお願い致します。

以上、2016年度JHB動向下半期まとめでした。
撮影機材:Canon EOS7D/PowerShotSX50HS

コメントお待ちしております。是非ぜひ、お寄せください。

~お知らせ~
今年度から共同発信しているのんpapaさんと同様に「【ジェイ・アール北海道バス(JHB)】2016年度新車・除籍一覧」というページを作りました。新車導入と廃車が終わるまで更新し続けますのでシンプルかつ簡潔に今年度の車両更新をチェックされたい方は上記リンクのページを今後もご覧ください。

ツイッターは頻繁にチェックしておりますので最新情報はそちらから…。
のんpapa様のJHB情報・車両表トップページ
のんpapaさんによる「2016年度JHB新車情報」

コメント

  1. 某人 より:

    3928〜3930も液晶導入してました。が、1902・1906は、未導入みたいです。

    • Theロッドシフト8-5316号 より:

      コメントありがとうございます。
      3928~3930も液晶化したんですね。情報提供ありがとうございます。
      札幌営業所所属の1902・1903はまだ液晶化されていないのを私も確認しております。
      ちなみに1906は厚別の車です。

  2. 某人 より:

    因みに札幌車を確認していますが、今の所液晶搭載車
    3536.4438.4439
    未搭載
    1126.2233.2240.2583.2543
    不明車
    2130.札幌のワゴン車(4111.4112を除く)
    予想ですがワゴン車は更新されているかもしれませんね…。
    また、年式的に廃車になるバスはならないと思います。