2022年12月3日
立川バスJ717号車貸切会
目次
はじめに
明けましておめでとうございます!!
新年1発目の記事更新になります。
2024年は更新頻度が下がってしまいましたが、
今年も1年間ご覧いただきありがとうございました。
2025年も、本職に支障のない範囲で更新していきます。よろしくお願いいたします!
今回は、立川バスに残る最古参車「J717」を起用した貸切会の模様をお伝えします。
こちらの車は都内で現役で運行されている路線バスの中でも最古参と思われます。
首都圏の事業者では富士重工の車体を持つバス自体が希少であり、J717は有名物件です。
そんなJ717号車をお借りして、都内中心部やお台場を巡るコースで走行しました。
都内とは言っても、立川バスは普段23区内に足を延ばしません(※高速バス、貸切バス除く)
令和の現在では、東京の中心で7Eを見ることはまずないので、そういった意味でもレアです。
前日夜に前入り
例によって前日の移動の様子からお伝えします。
バスの内容を早く見たいという方は、飛ばしちゃってください笑
前日夕方まで働いた私は伊丹空港へ直行し、羽田空港行の最終便に搭乗。
金曜日で需要も多かったためか、A350-900(JA12XJ)がアサインされていました。
※HND-ITMの主力はB787-8
2022年はJGC修行をしていたので、席が空いていれば積極的にクラスJへアップグレード。
この日も、空席待ちをしたら、呼び出されたので、座席変更に成功しました。
5Aという、クラスJでは最前のAポジションです。
元々11Aだったのですが、再度呼び出しがかかり、変更してくださいました。
お願いしたわけではないので、ちょっとしたグランドスタッフさんの気遣いに感謝です。
ITMの離発着は、夜が最高に美しいです。
昼も昼で、色々な建物などを空から見物できるので、楽しいですが…。
HNDに到着。良い席だともう少し座っていたくなって、名残惜しいものです。
羽田空港から品川までは1105Fに当たりました。1111が組み込まれている編成です。
だいぶ割愛しますが、今宵の宿がある場所は、京王線の東府中駅です。
建物はだいぶ年季が入っていますが、手入れはされていて綺麗なお部屋でした。
スリーエフとローソンの提携店舗が東府中駅前にあったので、夕食を調達。
お弁当が、普通のローソンブランドとは異なる、スリーエフブランドの商品です。
横浜発祥のスリーエフは関東のみの展開なので、よそ者には新鮮に感じます。
古いホテルによくあるベッドの集中操作盤ですが、ラジオ機能は使用不能なことが多いです。
明朝、チェックアウトした時の写真。
エレベーターの位置表示が、見たことのないデザインのものでした。
上水営業所から貸切会スタート!
眠たかったのと時間に余裕がなかったので、珍しく道中の写真はゼロです笑
今回の集合場所は、J717が所属している立川バスの上水営業所でした。
東府中からは、京王線の特急で高幡不動に出て、多摩モノレールで玉川上水に出ました。
何気に多摩モノレールは初めての乗車でした。朝で土曜授業か部活の学生も結構いました。
上水営業所は、玉川上水駅の南口から少し歩くと、すぐに見えてきます。
営業所の入口に近い場所に停められていたので、すぐにJ717とご対面。
都内で波動輸送用とはいえ、現役の乗合バスとして活躍しているツーステのJ717。
「22か」ナンバーは地方ですらレアになりつつあるので、懐かしさを感じますね。
前のり・後のりが混在している立川バスでは、フロントにどちらかの表記があるのが味。
立川バスの側面表示器は、窓の上側ではなく、下部に設置されているのが目につきます。
新しい車両でも同様に下部に設置されているもありますが、上部のものもあります。
立川バスに詳しくないので、両者がどのように区別されているのかは分かりません。
立川バスに乗車するのは、この時が正真正銘の初回だったのですが、
北海道に嫁いだ全く同型の車両を故郷で乗っていたので、謎の安心感があります。
車内に入って着席すると、シルバーシートのステッカーがありました。
最近は優先席になっていることが多いので、このマークを見かける機会も減りました。
車内の運賃表は、今どきの液晶タイプ。小田原機器の1画面式と思われます。
ワンマン機器は最新のものを搭載している点が、現役で活躍している証ですね。
車内中央部にプレートが出口は前方であることを案内しています。
この車が、後のりであることが分かる部分でもあります。
新宿駅&歌舞伎町の景色とともに
山手線区内の主要ターミナルに乗り入れるバスで、富士重工製の路線バスが日常的に乗り入れていたのは、いつ頃が最後になるのでしょうか。2017年に旅行で東京を訪れた頃は、まだ都バスの新7Eが残っていました。今は見られなくなりましたね。
前夜の余韻がまだ微かに残る、朝の歌舞伎町と共に。
ここからタクシーを拾って解散している朝帰りと思われる集団もいました。
お台場でJ717を隅々まで堪能&昼食休憩
新宿を離れた私たちは、お台場エリアへと向かいます。
KC-LVで23区内を駆け巡る体験は、逆に新鮮でした。
レインボーブリッジを渡ります。遊歩道を普通に人が歩いているんですね。
公式側です。L尺なので短いです。
窓は2段サッシ窓ですが、窓枠が黒いので、さほど古さは感じません。
一方で、ホイールが塗られているのが昔ながらで、お気に入りポイントです。
非公式側。
ビルドインクーラーなので、屋根回りは丸形ベンチレーターのみで、スッキリした見た目。
立川バスは新しい低床車でも、同じ塗装を継続していますが、ツーステが一番お似合いです。
リアは、オーソドックスな7Eのおしりという感じです。
25年近く走っているとは思えない車体の輝きで、大切にされているのが伝わります。
車内のご紹介。立川バスのモケットは鮮やかなのが特徴です。
雪国出身者としては、古いバスの床はざらついた素材のイメージが強いですが、ツルツルな綺麗な床面で綺麗に見えます。1人掛けが中心のラッシュ型配列です。
運転席は、見慣れたKC-LVのコックピットです。
このインパネを見つめながら通学していた高校時代を思い出します。
集中制御装置の画面は、現在社幕表示なので「立川バス表示」とあります。
エンジンは8PE1-Nを搭載。路線バスでV型8気筒が積まれていた黄金期のバスです。
何より、音を楽しむバスマニアとしては、サウンドが心地よくて癒されます。
1台だけ古い車を残しているので、維持するのも大変だと思います。
部品の供給も細くなっていく中で、このバスがいつまで活躍するか見ものです。
マフラー付近に、控えめな一旦停止ステッカーが貼られていました。
結構気まぐれなお天気だったので、日が差したり引っ込んだりと大変だった記憶。
行先表示の幕回しも堪能し、色々撮影することができました。
お昼ご飯はダイバーシティのすた丼で食べました。
関西住んでた頃は、東日本に来るとすた丼を食べたくなっていましたね。
お台場を出発した私たちは東京ゲートブリッジを乗り越えて、中心部へ戻ります。
爽やかな秋空と東京の綺麗な景色を2段窓越しに眺めることができました。
この辺は交通量も比較的少ないので、快走することができました。
V8のLVは走りに余裕があるので、こういうところで本気を発揮しますよね。
イオン東雲店のお買い物バスはレインボーHRが使われているんですね。
平和交通東京営業所に籍があるようです。都内でHRは今や珍しい車種。
秋らしい景色の広がる東京駅丸の内口周辺でフォトラン
しばらくJ717の走りを楽しんで、東京駅丸の内口にやってきました。
赤色のボディが、レンガの駅舎とマッチして映えますね。
東京都道404号皇居前東京停車場線は銀杏がちょうど見ごろを迎えておりました。
都会的な雰囲気も兼ね備えている東京駅丸の内側。
J717とのスナップショットが捗りました。ここからはフォトランの写真をお届け。
毎年恒例の冬の風物詩ですが、Marunouchi Street Park Winterと呼ばれるクリスマスマーケットが開催されています。また11月ごろから2月ごろにかけて、夜はイルミネーションで彩られます。ちょうどJ717貸切会で訪れた時期は、クリスマスムードでした。
冬目前の秋らしい東京駅の景色と、都内では珍しい7Eとのコラボを撮れて満足でした。
まだ日が暮れ切っていませんが、空が透き通っているのでお月様もお目見え。
車体が綺麗なので、丸の内駅舎が反射していたのも印象的でした。
西工でも同じことを過去に書きましたが、富士重もフロントガラスが意外と湾曲しているんですよね。角ばった車体の中にある丸み、個人的に好きなポイントです。
7Eで東京タワーに立ち寄り
再びJ717に乗車して、最後の撮影ポイントである東京タワーへ向かいます。
この貸切会が行われた2022年はまだコロナ禍で、感染症予防の掲示物も目立ちました。
学生時代に、すし詰めのスクール便で富士7Eにかなり乗車したので、中扉を見つめるこのアングルで乗車すると、当時の気分を思い出すことができます笑
貸切会というより半分観光気分でしたが、東京タワーに到着。
フルサイズの一眼レフで、夕方の東京タワーを撮れただけで僕は満足です笑
東京タワーの駐車場では、JRバスが運行する「JR竹芝 水素シャトルバス」との共演を見ることができました。ほかにも、はとバス数台とも並んだりして、貸切バスのドライバーさんも不思議そうな目でJ717を見つめてらっしゃいました。
J717自体を撮ることはあまりできなかったのですが、出入りするバスを眺めているのが楽しかったですね。暗くなってヘッドライトやフォグを点灯している7Eもかっこいいものです。
新宿駅でJ717とお別れ
新宿駅が見えてきました。別の予定もあり、私はここで離脱することに。
LV280に乗って新宿にやってくることも、今後あるでしょうか…。
(→1年後くらいに再び有名な7Eに乗って新宿を訪れるのですが、それはまた別のお話)
前から気になっていた立川バスのJ717を堪能できて楽しい1日になりました。
ちなみにこの貸切会から丸2年が経過しましたが、J717は今も現役です。
Xで検索してみたところ、2024年11月にも立川競輪の輸送に駆り出されているようです。
1日でも長い活躍を願っています。
一日ハンドルを握ってくださった乗務員さん、立川バスの皆様、お世話になりました。
ご一緒した参加者の方々もありがとうございました。
おまけ(貸切会終了後から帰路まで)
ここから先はおまけコーナーとして、翌日大阪に帰るまでの様子をお伝えします。
J717を降りたのは、まだ19時くらいだったので、友人と合流して食事に行こうと思います。
新宿駅で一緒に貸切会を離脱した方と解散し、山手線で移動します。
トウ01編成に当たりました。この編成も平成27年の登場で、記事執筆時点でデビューから9年なんですよね。E235系も出たばかりのイメージでしたが、すっかり東京の顔として定着しましたね。
量産先行車のトウ01編成は、量産車との違いが複数個所に見られます。
一番わかりやすいポイントはロールバーと呼ばれる、車体強度を高めるためのポール形状が量産車とは異なる点です。
秋葉原駅に到着。
友人と合流して、お好み焼き屋へ向かうことにしました。
お好み焼ゆかり AKIBA-ICHI店にお邪魔しました。
秋葉原でお話が盛り上がって終電まで楽しみました(定期)
友人を東京駅の総武快速地下ホームまで見届けました。
この地下区間は全般的にレトロですが、東京駅の駅名標も国鉄臭がプンプンします笑
宿泊地の蒲田へ向かいます。蒲田までなら京浜東北線も遅くまで走っています。
前日は翌朝の玉川上水駅集合に備えて東府中駅で宿泊しましたが、本日は蒲田のホテルを取ってあります。これは翌日、羽田空港から大阪へ帰りやすくするためです。
この時間になると山手線も車庫に帰る大崎行ばかりです。
大半の時間帯は「〇分後」というカウントダウン形式の表示ですが、
深夜時間帯は山手線も通常の発車時刻表示になります。
東海道線はすでに終電が出発しているので、ホームの照明が落とされていました。
京浜東北線に揺られて蒲田駅までやってきました。
蒲田終着なので全員がどっさり下車します。
通常は上り下りで動いているエスカレーターも、
この時間帯の大船方面ホームは到着する電車だけになるので、
どちらも上りになっているのが印象的でした。
2022年に何回もお世話になった「オーク・イン3」に宿泊です。
JR蒲田駅から近く、お値段も当時は安くて、新居探しなど新生活準備で東京を頻繁に訪れていた頃は、かなりお世話になりました。
翌朝、JR蒲田駅から京急バスで羽田空港までのんびりやってきました。
羽田営業所のH1972号車、PKG-LV234L2です。MT車に当たって良かったです。
搭乗口手前のBLUE SKY(当時)で「穴守おこわいなり」を購入し、朝食とします。
腹持ちが良くて、かつ比較的安価なので、個人的に気に入っている弁当です。
帰りのSHIPは07XJです。787メインのITM線で往復350は幸せです。
JL119便、この日は第1ターミナル13番搭乗口からの出発です。
帰りも快適なクラスJで。FOPを稼ぎます。
余談ですが、執筆している2024年は、クラスJ導入20周年なんですよね。
2,000円の加算でアップグレードできるサービスは良心的です。
D滑走路の05からの離陸でした。787だと機外カメラがないのでこの楽しみ方ができません。
スカイタイムを飲んで寛いでいたら、あっという間に降下開始です。
ITMへアプローチしているときに、太い淀川を眺めるのが好きです。
ごくごく普通なB滑走路32L着陸でしたが、昼間は昼間で色々景色が見れるので楽しめました。
HNDと同じくITMも曇天ですが、無事大阪へ帰ってきました。
降機したときに乗り継ぎ便のご案内を見ると結構面白いです。
大阪からであれば、真ん中の出雲空港は順当な乗り継ぎといえます。
一方、東京や仙台は明らかに修行僧の乗り継ぎの仕方です…
普通の旅程で即折り返したり、大阪経由で仙台行く人はまずいないですからね笑
というわけで、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
私はこの後、いったん自宅で荷物を降ろして、Zepp Nambaでライブ参戦でした。
そして本年も当サイトをよろしくお願いいたします。
また、次の記事でお目にかかりましょう!それでは!