【JHB】座席を多くする理由に自問自答!?

こんばんは。
最近、ある疑問に関して自分の中で答えが出たのでその話をしようと思います。

その疑問とは…

JHBは何故53型を多く投入するのか?

になります。

私個人の意見として乗りものは人を多く詰め込んでなんぼだと思っています。
何故ならバスは娯楽のためにあるのではなく移動手段であるからです。

しかし近年のジェイ・アール北海道バスの新車は近郊型/郊外型ベースの着席重視の仕様となっているのです。一方、同じく大手の中央バスやじょうてつバスでは今も都市型仕様の座席配列になっています。

2016年度の新車から琴似営業所向けの車両のみ52型での導入が復活しました。
私はこれが他の営業所にも波及することを期待していたのですが、その気配は今のところありません。

そもそも52型、53型が分からないという方のために簡単に説明をします。

JRバスグループの車両には国鉄バス時代から車両番号が付番されています。

534-8905
524-8906

例として2018年度の新車2台の番号を並べてみました。
3桁と4桁の組み合わせで構成される番号ですが、今回は最初の2桁に注目します。

1桁目の「5」というのは車両規格すなわち車両のサイズを示します。
「5」の場合は車幅長2300mm以上・全長9800mm以上の路線バスになります。

と言われてもよく分かりませんよね。
簡単に言うと大半の路線バスがこれに該当します。
エルガミオなどの中型バスは「4」になり、この番号でサイズが分かります。

今回の話で重要なのは2桁目の「2」と「3」。
2桁目は車体形式、つまりシートの配列のことを指します。
「2」:混用シート(横向き+前向きシート/前向き1人掛シートが大半を占めるもの)
「3」:前向きシート(※法則上は明記されていないが多くは着席重視の2人掛)

気が向いたら車両称号の解説ページを作ろうと思っています(2年前から考えて作っていない←)ので、今回は必要な部分だけの解説に留めさせて頂きます。

この付番法則を踏まえた上で…
52型:大型路線車で1列シート中心
53型:大型路線車で2列シート中心
※法則として記載されている呼称方法ではないので公式のものではございません。
上記のように呼ばれる意味がお分かり頂けたと思います。

そこで本題に戻ります。
近年のJHBが投入する新車は琴似営業所を除き53型となっており、座席が多い仕様になっています。

恐らく琴似営業所以外の路線は乗車時間が比較的長く着席乗車に重きが置かれているのだと思われます。

しかし私はこれに不満があります。

【私の考え】
私は前述のように乗り物(特に通勤客が利用するもの)は1人でも多く乗れた方が良いと考えております。その上、私は知らない人と相席してまで座りたくはないというのが本音です。窓側に座ってしまうと降りるのにも苦労します。

よって何故53型での投入を続けるんだろうかという疑問がありました。

何故53型ばかりを投入するのか。
それは「会社側の考えが異なるからだ。」という答えに私は行き着きました。

【JHBの考え(予想)】
車内事故防止のためには一人でも多く座ってもらった方が良いのです。そうなると着席定員を増やした方が良いという発想
になるのは当然と言っても良いでしょう。


琴似営業所向け仕様のみで復活した52型

2列+2列の53型

近年のスタンダード、2列+1列の53型

ただし都会において2列+2列の配列は流れが悪くなるので1列+2列という”折衷案”に辿り着いたんだと思います。

そこが考えのズレの根本なんじゃないかと。

しかし私と同じような考えの乗客が大半だとしたら、二人掛けの座席が多い方がかえって座る人が少なくなり車内事故の増発が懸念されます。

他にも窓側に荷物を置いて二人掛けを一人で占領しているケースも多く見られます。
このことを考えると単純に着席定員を増やしただけでは車内事故防止には繋がらないと思うんですがね…。難しい問題です。

私は一人掛けで良いと思うんだけどなぁ…。

皆様はどのようにお考えでしょうか。

※この答えはあくまで仮説です。ジェイ・アール北海道バスへの問い合わせ等は業務の迷惑となりますのでご遠慮下さい。意見等ありましたらコメント欄にお願いします。

今回はこの辺で失礼します。

コメントお待ちしております。是非ぜひ、お寄せください。

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