こんばんは。
先日、こちらの情報が飛び込んできました。
LV・LR/KV・KR290系大量リコール
一部の製造期間の車両を対象にリコールになるということはよくある話ですが、まさかの大半の車のリコールです。しかも第1世代・第2世代共にということです。
ちなみに290系統と共通車体を利用する日野「ブルーリボンハイブリッド」およびいすゞ「エルガハイブリッド」(HL系)もリコールの対象になっています。
今回の不具合内容は…
バスの中扉出入口に設置してある反転式スロープ板において、取っ手の部品寸法が不適切なため、取っ手を操作した際、取っ手が突出するものがある。そのため、乗客が当該取っ手につまずいて転倒するおそれがある。
とのこと。
↓詳しく知りたい方はこちらの図をご覧下さい↓
巷では全車リコールという噂も流れたりしていますが、それは違うようです。
このリコールは反転式スロープを搭載しているバスが対象です。
しかし、反転式スロープはメーカー標準仕様で大半の事業者が採用していることから大きな影響を与えることになりそうです。
札幌圏の大手事業者だとジェイ・アール北海道バスが反転式スロープを採用しています。
幸い290を大量に所有する北海道中央バスは携帯式を採用しているので今回のリコールからは免れています。
これだけの台数が対象になってしまうと国際興業バスのような290系列を大量に持っている事業者産は大打撃となってしまうのではないでしょうか。
バス関係者からの噂によれば290系列はボディも薄く作られており凹みやすいんだそうです。素人目に見ても車内はプラスチック素材が多かったり、プレハブのように感じます。
これぞ「走ルンです」の名にふさわしい。
※ちなみに私は209系が好きですww
私は290系列が経年劣化をしていくにつれて大きなトラブルが発生するようになるのではないかと思っています。ならなければ良いのですが…。
早くも初期車ではアイドリング時に異音を発する個体も多いですし、よくぞこんな商品で売れているなというのが正直な感想です。まさに事実上の独占市場だからこそなせる技ですよね()
勿論こんなバスを売るのは今にでもやめて欲しいというのが”一オタク”の勝手な思いですが、しばらくこの系列が生産される以上は、是非とも車種統一をしている各事業者におかれましては統一化をせずに三菱ふそう車の平行導入もして頂きたいところです。その逆もしかり。
航空業界においてはバス以上に機種が複数あると経営を圧迫することから、一時期は統一化の動きが進んでいましたが、極度の統一を行うと万が一のリコールやトラブルの際に機材繰りに苦しんでしまうことから最近は機種を適度に分散させている航空会社も多いんだとか。
トラブルが起きて欲しいというのは不謹慎になるのでやめておきますが、何かのきっかけでジェイ・バスも「こんなんじゃだめだ!」と奮起してくれたら良いんですけどね。近年ではスカニアなどの海外メーカーも日本に参入しつつありますし、このままじゃシェアを奪われかねないと思うのですが…。
今回はこの辺で。
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