空知中央バス 札幌200か5530貸切会
目次
はじめに
こんばんは。
先日は昨年12月の貸切会の模様を公開し、反響を頂きましてありがとうございました。
1ヶ月前のGWの期間に再び北海道に帰省して参りました。昨年12月ぶりです。
今回も貸切会です。
と、その前に!
本題に入る前に私の帰省の道中も軽く振り返ります。
2022年5月3日 JL2009便で札幌へ
いつものように伊丹空港から出発です。
最近は東京へ向かうことが多かったので札幌行きは昨年12月ぶりですね。
保安検査を受ける前に昼食をダイヤモンドカリーで頂くことに。
1個下の後輩が大学進学でやってきた際に出迎えて一緒に食事をした思い出があります。
大阪名物まぜカレーは美味しいので是非大阪に来た際にはご賞味下さい。
ダイヤモンドカリー以外にも色々お店があって自由軒が有名ですね。
搭乗前に沖縄行きのA350を見物しに他の搭乗口まで行っていました。
2021年に入ってから伊丹空港にもA350が飛来するようになりましたがすっかり馴染みましたね。元道民としてはANAのようにJALも札幌行きに大型機を充当して欲しいと思っています。
航空機給油車「レフューラー」には渋いUDのレゾナが活躍しています。
こちらはふそうのザ・グレートでしょうか。
トラックはバスほど詳しくないので間違っていたらごめんなさい。
A350を眺めていたら搭乗機がやってきました。安定のB737です。
今回登場する機体はJA345Jになります。
あ、ちなみにいつも通りスカイメイト利用です。
今回は珍しく主翼横の席に座りました。飛行機の翼はカッコいいですね。
この日は快晴で眼下に立山連峰を拝むことができて綺麗でした。
5月上旬の時期だとまだまだ山頂は寒そうな風景が広がっています。
雲を抜けるとそこは北の大地!
新千歳空港への着陸の光景は毎度「帰ってきたなぁ」と思わせてくれます。
快速エアポートから見られるJR千歳線の車窓はとてものどかです。
約40分の車窓から北海道を体感できるので北海道を訪れる際には是非昼間の快速エアポートに乗って頂きたいものです。空港連絡バスも便利ですが笑笑
2022年3月16日に発生した福島県沖地震で東北新幹線の脱線事故が発生した影響で4月14日まで運休を余儀なくされていました。GWの時点では既に復旧していたものの、5月12日までは臨時ダイヤでの運行で札幌駅にも臨時時刻表が掲示されていました。関西に住んでいると直接的な影響がなかったので、北海道に来てようやく実感がわきました。
という感じで前日の移動の模様は程々にしておいて・・・。
2022年5月4日 貸切会の模様
お待たせいたしました!
ここからが今回の本題、貸切会の内容となりますのでお楽しみ下さい。
今回貸し切るお車の紹介
今回お借りしたお車は北海道中央バス…ではなく空知中央バスのレインボーRJになります。
空知中央バスは北海道中央バスのグループ会社で空知地方北部を中心に営業しています。
1998年に導入されたこの車の新製配置は滝川営業所であり、2011年6月に岩見沢営業所に転属しています。2011年9月に滝川営業所へ戻ると同時に空知中央バスへ移籍、2016年には岩見沢営業所に戻りイオン岩見沢店のシャトルバスとして活躍していました。2021年にワクチンシャトルバスに使用するため一時的に深川営業所へ転属した後、1年も経たずに岩見沢の地へ戻ってきました。
複数回の転属により登録番号の変更が行われており、札幌200か43→旭川200か1189→札幌200か5530とナンバーが変わってきました。
車内のプレートは今も札幌200か43のままになっています。岩見沢営業所は中央バス本体の営業所であり、空知中央バスの営業所でもあります。貸切車両のみ空知中央バスの所属のため、貸切登録となっているこの5530号車は空知中央バスの表記となっています。
ちなみに中央バスグループでは多数のレインボーが活躍していますが、この5530号車が中型ワンステップ車両の第一号になります。私も今回貸切会に参加するまでは注目したことのない車両でしたが、実は中央バスの車両史において外すことのできない存在です。
この車をチョイスした理由は北海道中央バスグループでは最後となる方向幕を有する車両という点です。中央バスには沢山の方向幕車が在籍していましたが、今ではこちらのレインボーのみとなっているという事実に驚きました。
岩見沢営業所~中央バス札幌ターミナル(午前の部)
貸切会は岩見沢ターミナルからの出発でしたが、私は前日夜に北海道入りしていたので札幌ターミナルから参加させていただきました。私が参加したのは午後の部になります。
岩見沢を出発した5530号車は道の駅しんしのつ、当別駅北口、江別ターミナルを経由して札幌ターミナルまでやってきました。
今回の走行コースは過去の存在した「当江線」「江別南線(南幌線)」を再現したものとなっており、午前中は当江線のルートを辿って江別から札幌まで走ってきたようです。
3連テール様からお借りした写真で午前の様子も軽くご紹介します。
写真の提供に快諾して頂いたこと、この場をお借りして感謝申し上げます。
江別駅に到着。中央バスの江別ターミナルは既に廃止されており、中央バスはJR江別駅の駅前から発着します。
私ともう一人の参加者様が待つ札幌ターミナルに向かって5530は走ります。
札幌ターミナル9番乗り場に到着です。
ちょっと前までは札幌ターミナルでも幕車を見られてましたが、今では貴重です。
以上、3連テール様からお借りした写真で午前の部をお伝えしました!
札幌市内中心部でのフォトラン
札幌ターミナルから札幌駅まで徒歩移動しながら、5530号車を撮影します。
テレビ塔と絡める構図、前にも撮ったことあるような…。
そういえば前年秋に参加した札幌200か2616の時も大通からの乗車でした笑
今回の貸切会とは関係無い話題になりますが、私の知らない間にほくでんガスのラッピング車両が誕生していてたまたま撮影することに成功しました。厚別の4-7924ですね。
私の青春の地(?)とも言えるかに本家のスポットでも撮影。光線はイマイチ(^_^;
札幌駅北口~アリオ札幌
札幌北口駅にはTKB観光の車が止まっていました。
インバウンド全盛期に見かけていた事業者も廃業になったりしていますが、TKB観光は生き残っているようです。また北口が観光バスで賑わうことを望んでいます。
札幌駅北口に到着した私たちは再び5530号車に乗ってアリオまで移動。
近場なのですぐ到着してしまいます。
(私は家を出てきたばかりですが)ここで昼食休憩。
すぐ横に併設されているサッポロビール園の桜がとても綺麗です。
2021年もGWにばんけいバスの貸切会に参加するため帰省していましたが、本州からやってくると3月と5月で二度桜を拝むことができるので得した気分になります。
この日はラーメンの口だったのですが、残念ながらアリオの中で良いお店もなく、そもそもお昼時で超混雑していたので、一番すんなり入れそうなカレー屋にしました。
レッツゴーカレー アリオ札幌店さんです。待ち時間もほとんどなくスムーズに食べることができました。
普通盛り3辛を注文して一緒に食べていた副幹事は先に食べ終わっていて、待たせてしまったので申し訳なかったです。頑張って完食しましたよ~。
札幌200か5530 車内のご紹介
お腹がきつくて動くと出そうだったので5530号車に戻って今のうちに車内を撮影しておくことにしました。お待たせしました。車内のご紹介です。
1990年代の中央バスプロパー車では定番の緑色のモケットです。
ラッシュ型の配列となっており、後部2列を除き1人掛け座席が並ぶ車内になっております。
昨年ワクチンシャトルバスとして使用されていた際に設置されていたのでしょうか。
中央バス本体では見たことのない、SHARPとDENSOのプラズマクラスター装置が車内天井に設置されていました。
運転席はKC-規制の日野の標準的な仕様となっています。
貸切登録となっており、現在は一般路線に充当することがないので運賃箱は設置されていません。
※別の車の運転席画像を掲載していました。画像修正しました。ごめんなさい!
2022/07/27 20:08追記
アリオ札幌~札幌東営業所
そうこうしているうちに出発です。
当初の予定ではこのまま江別方面へ向かうことになっていましたが、急遽札幌東営業所のご厚意により撮影させて頂けることになり、寄ることになりました。
こちらではピカピカに磨き上げられた元千葉海浜交通の札幌200か3612。
これは惚れ込んでしまいますね、25年くらい前のブルーリボンが新車だった時代に錯覚してしまいそうです。
後輩に当たるレインボーワンステップの札幌200か671との並びを撮影。短時間でしたがこの並びに大変満足することができました。
札幌東営業所~栗山公園
札幌東営業所を出発後は一路、岩見沢方面へ。
昼から参加している私はこの区間で初めてじっくり5530号車の走りを堪能することに。
ちなみに5530号車はリーフサスペンションになっています。
1年前にお借りしたばんけいバスのエアロミディもリーフサスの中型車で、あちらはなかなかハードな乗り心地でしたが、今回の5530号車はだいぶ快適に感じました。
かつてバス停の存在していたという江別市江別太のある場所で停車。
不自然な雑草の生えていないスペースがあり、言われてみればバス停っぽいなという雰囲気が漂っていました。
ちょうど中央バスの高速バスがやってきたのでツーショットをパシャリ。
復路は「江別南線」ルートで岩見沢へ戻っており、別名の南幌線の名が示すように南幌町を通り抜けて進んでいきます。
景色はひたすらのどかです。都会の喧騒から離れるのも時には良いですね。
南幌を抜けるとそこは夕張です。
栗山公園によって休憩です。桜を期待していましたが、風が強かったせいか散ってしまったようです。非常に残念です。
ですが、さくらソフトクリームで春気分を楽しむことができたので満足です。
路線バスでお店乗りつけて買うシリーズ大好きです笑
ただ5月上旬の北海道はまだまだ寒いのでソフトを食べるような環境ではないのですが、ペロリと食べてしまいました。後から冷えました(^_^;
これからは夏で暖かくなるので、ぜひ栗山公園を訪れた際にはご賞味下さい。
(あっ、さくらソフトクリームはもう無いか…)
夕張が石炭産業で栄えていた頃の象徴、夕張鉄道のSLも展示されています。
屋外保存にしては状態が良いと思います。寒いのであまりじっくりは見ませんでした((
栗山公園~岩見沢営業所
栗山公園を訪れたのが16時過ぎ。
そろそろ岩見沢営業所へ戻らなければなりません。
営業所に帰る前、最後に訪れるのは大地のテラスです。
ここは個人的に前から行ってみたいなと思っていた場所です。
2015年3月をもって引退した711系電車を静態保存している場所です。
ただ、ちょうど修繕作業中でパテ塗りされた痛々しい姿になっていましたが、5530号車との並びをカメラに収めることができました。
こちらも短時間で済ませ、帰路につきます。
北海道グリーンランドが見えてきたら、もう岩見沢。
岩見沢営業所にて
岩見沢では中型車が多くを占めており、大型車は少数派なのですが、その大型車を全て撮影することができました。
多くは札幌圏で活躍した後、岩見沢の地に辿り着いた車両が多く、筆者もお世話になったことのある車両がいました。
札幌200か3262。かつて千歳営業所のバスとして当サイトでも取り上げましたが、いつの間にか岩見沢営業所に転属していました。
続いて札幌200か474。ブルーリボンショートのツーステップは白石営業所の札幌200か477を皮切りに廃車が始まっているので予断を許さない状況です。この車も痛々しい姿なので先は長くないかも…。
こちらは札幌200か2961。京成バス出身のブルーリボンワンステップです。ブルーリボンファンの方々は京成のお下がり大好きなイメージを勝手に抱いていますw この車も元々は色内営業所朝里車庫の所属で、転属してきた車になります。
4台目は札幌200か3097。中央バスでは定番の名古屋市営バスから来た車両です。比較的最近まで白石営業所にて活躍していました。岩見沢営業所において富士重工7Eかつ日産ディーゼルUAはレアであり異端な存在となっています。
最後は札幌200か2657。一見するとただの横浜市営のMPに見えますが、車内の仕様が特殊です。同社へ移籍した横浜市営バスの車両の多くが横向き座席を前向き座席へ改めておりますが、こちらは横向きのまま原型を保っています。
そして撮れないだろうと思っていた札幌200か2931もたまたま車庫に戻ってきました。この車両は空知環境総合株式会社のキャラクター『E-Defender』のラッピング車両になっております。この車を撮影できたことで岩見沢営業所の一般路線大型車はコンプリートしたことになります。
AS96のエンブレム付の車両もじっくり眺めることができました。
岩見沢営業所からの帰り道
陽が暮れる前に岩見沢駅へ戻り解散となりました。
JHBではとっくの前に全廃となってしまった神奈中ミディも見かけました。新篠津交通です。
大半のメンバーはそのまま高速いわみざわ号に揺られて札幌まで戻りました笑
おわりに
というわけで今回は北海道中央バスグループに残る最後の方向幕車両、札幌200か5530の貸切会に参加した模様をお伝えして参りましたが、楽しんで頂けましたでしょうか。
今回は記憶が新しいうちに記事を書きました!
また貸切会がありましたら、随時投稿して”お裾分け”していこうと思っております。
空知中央バス様、岩見沢営業所および札幌東営業所の皆様、そして何より一日ハンドルを握って下さった乗務員様には、この場をお借りして心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
最後まで読んで下さりありがとうございました。