【北海道中央バス】音声合成放送装置の更新が開始

こんばんは。
今日は久々に時間にゆとりのある管理人です。

中央バスの運転席に液晶モニターが登場?

目次

最近北海道中央バスでは系統設定器(および音声合成装置)の更新が行われています。

従来のCK-4000型


これまで中央バスで使われてきた設定機がこちらになります。
クラリオン製のCK-4000型で奇しくもメーカー公式HPの画像は中央バスの表示内容でした。

やはりCK-4000型を一番使っているのは中央バスなんでしょうか…私は他の事業者で見たことはありません。既に生産終了品になっております。

取り替えられるに当たって私が思いついた候補は次の三つ。

レシップOBC-VISION用系統設定器


こちらを私は有力視していました。
運賃箱や運賃表、そして降車ボタンにもレシップを採用している中央バスなので、この機会に系統設定器もレシップに統一されるのではないかと予測していました。

札幌圏ではじょうてつバスも使っています。

しかし、こちらの系統設定器はレシップが販売している「OBC-VISION」と呼ばれる液晶運賃表の付属品に過ぎず、単体では使用できないことが推測されます。もっともじょうてつバスのように運賃表も液晶化してしまうのであれば、これが一番適しているんだと思いますが…。

レゾナントTFD-8000C型


レゾナント社製をいきなり採用するとは考えにくいので可能性は低いと考えました。

ちなみに札幌圏だとジェイ・アール北海道バスが採用しています。

クラリオンCK-3100A-A型


従来と同じクラリオン製で後継に当たるものがこちらのCK-3100A-A型。
引き続きクラリオン製を使うのであれば「まさにコレだろ!」と考えていました。

しかし結果は異なりました。

選ばれたのはクラリオンCA-8000Aでした…。(綾鷹風)


中央バスが採用したのはクラリオンが誇る最新型音声合成装置CA-8000A型でした。
こちらは音声合成装置に液晶がついたもので、音声合成以外の作業もすることができます。

液晶が付いているではなくAndroidOSを搭載しています!
もはやこれを”単なる”音声合成装置と言って良いものなのかは疑問ですが…。

簡単に言えば系統設定器と音声合成装置を合体させたもので、別に音声合成装置を搭載する必要がなく全体の機器数を減らすことが出来ます。万能過ぎる液晶モニターなのです。


このようにスターフ機能や早発防止機能など最近の液晶系統設定器と同じことが出来ます。
これを音声合成装置と言って良いものなのか(大事なことなので2回言いました)


ディスプレイのデザインはAndroidを採用しているせいか、他社製品やクラリオンの系統設定器に比べてカッコいい印象です。業務用とは思えない鮮やかさです。

こんな有能なディスプレイへの交換ですが、中央バスは規模がデカいだけに一気に交換とはいかず、西岡営業所や白石営業所の一部車両で交換が確認できています。

少しずつ他の営業所にも広がっていくことでしょう。

今回はこの辺で失礼させて頂きます。

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