こんばんは。
この季節は新車導入ラッシュ直前の”つかの間の休憩”シーズンですが、ちょっとした動きがポツポツと出ているのでお伝えしてまいります。
<<追記>>とか言って、のんびり書き進めていたこの記事ですが、そろそろ動きが激しくなるので急いで仕上げましたw
【札幌営業所の中距離向けフル装備車にワンマン機器設置】
目次
札幌営業所に所属している中距離向けフル装備高速車にワンマン機器が搭載されたことを確認しました。今後は中距離車が小樽方面の短距離都市間高速の予備車の役割も持つのかもしれません。運賃表は最近導入が進んでいる1画面式のLCDタイプ、そして運賃箱が既存のものの流用ではなく新型のものが搭載されております。なお、今のところワンマン機器は搭載されましたが従来通りの中距離運用に限られているためICカードリーダーは使用できな状況です。今年度の車両更新後に動きが出てくるかもしれないので注目です。
【札幌営業所の比較的新しい車がLCD運賃表化】
前回のJHB記事〔【ジェイ・アール北海道バス】2016年度下半期動向まとめ(2016年9月23日~2017年3月31日)〕で詳しくお伝えしましたが、527-5952・538-6807・538-6808・534-8832・527-3911・521-6954・521-6955を除く札幌営業所に所属する全ての路線車両がLCD搭載車となりました。最初は手稲営業所での試供品のみの流用かと思っておりましたが、新たに購入したようです。今のところは札幌営業所のみなのですが今年度の新車から他営業所に波及していくのか気になるところです。
【白運賃箱のカードリーダーが撤去】
運賃箱の横に取り付けられていたカードリーダー
カードリーダーが撤去された運賃箱
琴似営業所・様似営業所を除く全ての営業所で使われている”白運賃箱”に取り付けられていたカードリーダーが撤去されました。4月をもって敬老優待乗車証のIC化が完了し全ての乗車券から磁気カードが消滅したのでリーダーの必要性がなくなり撤去となりました。こちらの運賃箱、元々はカード対応ではなく後付されていたわけですが、20年の時を経て本来の姿の戻った感じです。撤去跡は白いプレートで覆われております。
【厚別営業所の貸切登録車に変化】
・534-8819・534-8833、乗合登録に戻る!
貸切登録から乗合登録に戻った534-8819(2016年12月20日)
「貸切」の文字が消えた534-8833(2016年12月11日)
神奈中エアロスター2台は昨年末に貸切登録から乗合登録に戻り通常運用に復帰しました。約2年間は契約輸送業務をメインとしつつ路線車の”予備”として機能していました。今回の登録変更をもって正式に通常運用に復帰ということになります。なお、当車両が従事していた契約輸送自体が消滅したため貸切登録車が減少ということになり代わりの車は存在しません。
・527-7812乗合登録に戻り、527-7813貸切登録化!
スクールバスとして走行している様子(kiha40氏提供・編集済)
貸切登録でありながら代走として通常運用に入っている様子(2017年1月25日)
乗合登録に戻り「貸切」の文字が消えた527-7812(2017年5月11日)
川崎市交通局出身のブルリ3台(527-7811~527-7813)ですが、知らないうちに色々と動きが出ているようです。2015年度より527-7811が運賃箱等のワンマン機器を撤去された上で貸切登録化、2016年度より527-7812がワンマン機器はそのままの状態で貸切登録化(位置づけとしては先述の神奈中エアロと同じく乗合予備車も掛け持ち)され、527-7813は少なくとも昨年の11月までは乗合登録でした。ところが、5月11日に527-7812が乗合登録に戻っていることを確認、後日527-7813が貸切登録になっていることを確認しました。527-7813については詳細不明ですが恐らくワンマン機器は積んだままかと思われます。事情は分からないのですが推測として、走行距離を均等にする為に両車を入れ替えたことが考えられます。こちらの件に関しては仮報告とし詳細が分かり次第、お伝えしようと思います。
・427-3904、厚別営業所に転属した上で貸切登録となる!
↑スクールバスとして活躍している様子(kiha40氏提供・編集済)
こちらは情報を聞いた際にとても驚いた話題ですww 長沼営業所に所属していたJHB唯一のレインボー(KK-RJ1JJHK改)が厚別営業所に転属しスクール専用として貸切登録化されました。ワンマン機器は撤去済です。私も数回お見かけしたのですが撮影は出来ていないので提供して下さった写真を掲載させて頂きます。これまでKC-代以前の車で構成されてきた厚別の貸切登録車ですが、こちらはKK-代(大型で言うところのKL-代)ということで最新ということになります。ただ、デビュー14年で格下げとなると20年を満たずに廃車になる可能性も出てきました。車体状況もあまり良くないですし、1台物の”異端車”となると長生きは期待できなさそうです…。いずれにせよ、詰め込みが求められるスクール用途に敢えて「4型車」、車齢の若さを考えると何かしらの事情があるように思えます。
【廃車】
新車の導入はまだですが、新年度に入ってから2台が除籍となりました。
・札幌22か2943(524-7902)所属:手稲
三菱ふそうエアロスター(KC-MP717M)1997年式
2代目エアロスターへモデルチェンジして最初に導入されたグループ4台の内の1台で元々は厚別自動車営業所に配属され、分社前に札幌自動車営業所(現:手稲営業所)に転属して以来、手稲営業所に所属していた。昨年度、同期の524-7903・524-7904が廃車となり何とか当車は年度を跨いだが、残念ながら5月8日に除籍、5月25日に搬出となった。同期は残すところ524-7901の1台、ツーステのプロパーMP717自体も残り3台となってしまった。
2015年8月30日@札幌駅バスターミナル
2016年6月26日@整備センター
・札幌200か237(527-9914)所属:手稲
日野ブルーリボン(KC-HU2MMCA)2000年式
大量に導入された99年度プロパー車の後期投入分で新製当初から手稲営業所(デビュー後数ヵ月は旧:札幌自動車営業所)に所属していた。99年度プロパー車の廃車は3台目(内、後期投入2000年式の廃車は2台目)、ブルーリボンとしてはこれが初である。当車は車体の腐食状況も酷かったので廃車には納得だ。
2015年9月17日@琴似営業所前
【3代目ファイターズ号の動向】
昨年の優勝パレード直前に4代目のファイターズ号(セレガSHD)2台が導入され置き換えられた3代目のエアロクイーン2台はJR東日本が運行しJR北海道管内にも乗り入れる豪華寝台特急「四季島」の乗客を輸送する専用車に生まれ変わりました。ただ、一般貸切運用にも入るようでフォロワーさんが乗車されてきたのでお借りした写真も交えて紹介したいと思います。
・札幌201こ1(744-7951)
こちらは元:札幌230い2186だった車。
ファイターズ号時代の744-7951
2016年2月19日@琴似営業所
カラー変更に伴い他の貸切車よりも明るい白を塗装した特別仕様である他、座席やカーテンなども黄金色の高級感あふれるものに交換されました。(撮影:kiha40氏・編集済)
・札幌230け1001(744-7952)
こちらは元:札幌230い80だった車。
ファイターズ号時代の744-7952の姿
2016年1月24日@札幌駅前
【おわりに…】
春から初夏にかけてのJHBの動向は以上になります。今年度もこれからが車両更新の時期になります。既に三菱ふそうのディーラーに第1次投入分のエアロスターが到着しているのを確認していますので今週にも動きが出てくることでしょう。管理人も年々多忙を極めており、今までのような早さではお伝えできないかもしれませんが、読んでいただければ幸いです。
以上、2017年度初めの動向まとめでした。
撮影機材:Canon EOS7D/PowerShotSX50HS
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